GeekOut主催 ファンプレックス×DeNA Games Tokyo「SIerエンジニアからの転身~ゲーム運営業界の魅力とやりがい~」イベントレポート

こんにちは。GeekOutイベント担当の奥田です。

3度目の開催となるGeekOutのイベント。
今回は、「SIerエンジニアからの転身・ユーザーの顔が見えるサービスへ ~ゲーム運営業界の魅力とやりがい~」をテーマに、ゲーム運営業界を代表するファンプレックスとDeNA Games Tokyoのコラボが実現しました!

ゲーム運営業界にて現役で活躍されているエンジニアをお招きして、現役エンジニアから見たゲーム運営業界の動向と魅力、そしてゲーム運営を通して得られるスキルやキャリアの築き方について、赤裸々にお話しいただきました。

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【アジェンダ一覧】

第1部:トップエンジニアによる基調セッション

ファンプレックスでエンジニアマネージャーを務める宮山様(以下MJ様)、DeNA Games Tokyo(以下DGT)で技術部 部長を務める平岡様の2名にご登壇いただき、まずはセッション形式にてお話をしていただきました。ファシリテーターとして、パソナキャリア キャリアアドバイザーでゲーム業界担当の伊藤も参加しました。

Topic 1:ゲーム新規開発と運営の違い

まずは『ゲームの新規開発』『ゲーム運営』の違いをお二方に伺いました。

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DGT 平岡様
「新規開発は、世にないインパクトを追い求めるもので、とても面白いです。ただ、あくまでも新規のゲームなので既存ユーザーはいません。ユーザーは喜ぶかな?と想像しながら2年ぐらいかけて作るので、想像でしかないんですよね。逆に、ゲーム運営はすでにユーザーがいるので、目の前の人の日常の楽しみを作ることができます。ダイレクトに反応があるっていうところが全然違いますね」

パソナキャリア 伊藤
「ユーザーの声がダイレクトに返ってくるというのは具体的にどのようなことがありますか?」

DGT 平岡様
「ユーザーの声はお叱りが多いですね……ただ、たまに『やるなあ』とお褒めの声もあるところが醍醐味です。あと、アクセス数などのデータもすぐに見られるので、数十万・数百万のユーザーを想定して作ったものの反応がすぐにわかるところも、やりがいにつながりますね」

その後、2社の違いでもある『他社からのゲーム移管』について、ファンプレックス MJ様からご説明いただきました。

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ファンプレックス MJ様
「やはり一番の違いは、ユーザーの反応がリアルタイムに返ってくる部分で、とてもエキサイティングだと感じています。また、ファンプレックスの場合、他社様からゲームを買い取って移管をすることがあります。その場合には、移管元企業様の文化や新しい技術に触れる機会がとても多く、いろいろな発見がありますし、ダイレクトに成長につながるという経験ができます。そのように新しいことに適応しながら、PDCAサイクルを高速で回していく必要もあるので、それも成長につながるし、やりがいを感じる部分でもあります」

Topic2:ゲーム運営業界で活躍できる人の特徴とは

ファンプレックス MJ様
チームで働くのが得意な方だと思います。ゲーム運営をしていると、例えば『バグがでた!』など窮地に陥ることもあります。現場が慌てている中で、冷静に取りまとめてくれる人は活躍していますね。
ファンプレックスでは特にチームワークを重視しているので、周りの空気を読んで、『今、何が必要か』を見極めて動けたり、自分の想いや思考の言語化が得意な方は向いていると思います。それに加えて熱い情熱を持っている方には、チームをリードしてほしいと思います」

DGT 平岡様
「DGTでは、
1.思考の独立性
2.変化があんまり怖くない人

この2点を大事にしています。特に、人から言われたからやるのではなく、自分の頭で考えてやろうとする人というのはDeNAとも共通している特徴ですね」

Topic3:運営の醍醐味、やりがい

DGT 平岡様
「ゲーム運営は、ある意味実験的なところが多いので、実践しながら開発していけるというのは面白いですね。システム的にも、結果がすぐわかるのは醍醐味だと思います。売れると思っていても、リリースしてみたらまったく反応がないということもあります(笑)。それを繰り返していかにバランスよく作っていけるかがやりがいにもつながります」

ファンプレックス MJ様
「ユーザーの反応が見えて、それに対してこちらも応えようと頑張る、というライブ感のある現場が面白いと思います。
またエンジニア統括である自分自身のやりがいですと、ゲーム移管・運営はすごくエンジニアが成長する環境だと思っています。サービスを止めてはいけない緊張感がありますし、難しい障害対応などいろいろな壁にぶつかることもありますが、それを乗り越えていくことでメンバーが成長したり、そのメンバーが会社全体からも評価されたりすると嬉しくなります」

第2部:SIer出身エンジニア座談会

ここでは各社のSIer出身エンジニアの方にご登壇いただき、現状のお仕事についてざっくばらんに語っていただきました。
ゲーム業界あるある話や前職とのギャップ、今後のキャリアなど、普段はなかなか聞けない本音が盛りだくさん!
ファシリテーターは、パソナキャリア キャリアアドバイザーでSIer出身の亀田が務めました。

Topic 1:自己紹介(転職ストーリー)

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ファンプレックス 菅澤様
「SIerから転職しようと思ったのは、自分が作ったシステムの評価が実際にそれを使っているユーザーではなく、クライアント企業様からの評価によって決まってしまうため、もっとお客様に近いところでサービスを作りたいと思うようになったことがきっかけでした。ユーザーのために『もっとこうしたら良いのでは』という構想があっても、大筋の方針が決められてしまっているところに、もどかしさも感じていました」

パソナキャリア 亀田
「その中でもファンプレックス社に決めた理由は何ですか?」

ファンプレックス 菅澤様
「ゲーム業界への転職というのは、実は最初はあまり考えていませんでした。ゲーム業界に転職した知人がいて、ゲーム業界でもスキルを活かせる可能性があることを知り、選考を受けてみることにしたんです。
何社か選考に進む中、ファンプレックスの面接で紙一枚にゲームの仕様が手書きで書いてあり、『これを実現するためのDBの構成を書いてみて』と言われました。それが結構面白くて、技術を大切にしているんだなという印象が僕の中で刺さったんです。これまで何をやってきたかだけでなく、個人の技術を見てくれている点がとても好印象でした」

パソナキャリア亀田
「では、小篠様はいかがでしょうか?」

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DGT 小篠様
「私は前職のSIer時代で、2点だけどうしても叶えられないことがありました。
1.クライアントの事業拡大には深く関われない
2.こんなことがやりたいなっていうことをやるのを実現するのに時間がかかる

という点ですね」

菅澤様、小篠様が共通して感じた入社後のギャップとは!?

ファンプレックス 菅澤様
「ゲーム業界に対して、転職する前は『個人プレーで成果主義』といったイメージが漠然とありました。しかし実際のところは逆で、『チームでものづくりをする』ということをとても大切にする風土がありました。
例えば福利厚生の中に、定期的にチームで交流するための費用の補助があったりします。また、一人ひとりをしっかり見てくれていると実感することもあり、例えば定期的に上長と1対1でミーティングを行う『1on1』という制度では、日頃の業務やキャリアについてざっくばらんに話すことができます。想像以上に社員の働きやすさと成長を考えているところがすごく良いギャップでした」

DGT 小篠様
「私が感じたことと、とても近いですね!私も、個人の能力が高い方が集まっている印象だったので、個々で課題を解決していくイメージでした。ただ実際は、チームで課題を解決していくことが多く、とても良いギャップでした。目標達成するために、個々が今できる最大限の力を用いることがもちろんですが、個人でできないことは周りをどう巻き込んでいくかが重要という考えが浸透しています。私自身もアドバイスを受けましたし、他の人にも一緒に考えてあげてそれを返したいなあと思います」

Topic 2:ゲーム運営で求められるスキル・経験とは?

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ファンプレックス 菅澤様
「現在は一つのゲームを担当していて、コーディングだけでなく、エンジニアメンバーのマネジメントやコードレビューもしていますが、クエリチューニングや、レスポンスを良くする方法を考える際には、SIer時代の経験がすごく活きています。
SIerと特に違うと感じたのはデータ容量の見積もりの部分で、ゲーム業界だと『リリース直後は問題なかったが、数週間後に性能が一気に遅くなってしまった』といったことも起きるので、未来をみる力が必要になってきます」

パソナキャリア 亀田
「そのスキル・経験を通して感じるやりがいと魅力は何ですか?」

ファンプレックス 菅澤様
「やはり『ユーザーとの距離の近さ』というところが一番のやりがいです。あるイベントのリニューアルを行った時に、UIに遊びづらさがあるという書き込みがあって。それを見てすぐにチーム内で改善点を話し合い、次の日に修正版をリリースしたんです。するとすぐにポジティブな反応があって、やりがいを感じました。
また別の観点で、ベトナムのオフショアに開発依頼をしている部分もあるのですが、日に日にベトナムのメンバーが成長している様子が手に取れてわかったりして、入社してみないとわかりませんでしたが、そういった面白さもあるかなと思っています」

DGT 小篠様
「スピードの速いサイクルの中で何か障害が起きたり、炎上したりした時に、最終的に自分の手で解決できるのはエンジニアだけだと思います。特にこの会社に入って、すごく人生を濃縮したように『生きてる』って感じています!それを感じられるくらいやりがいを感じていて、今日はどうしてもこれを伝えたかったんです!!」

SIerからゲーム業界へ異業種転職を遂げた経験者から、熱い思いが語られました。

Topic 3:今後のキャリアビジョン

ファンプレックス 菅澤様
「自分のエンジニアとしてのスキルアップはもちろんですが、それだけではなく、メンバーの成長も助けていきたいという気持ちがあります。エンジニアリングのスキル的な成長もありますが、もう一点、仕事への関わり方の部分もあると思っています。『もっとこうしたら良いのに』と思うことを自分の中に留めるのではなく、プランナーやデザイナーなど他の職種とも話ができて、自らチームに対して提案していけるような人へと育てていけたら良いと思います。」

DGT 小篠様
タイトル自体を引っ張っていけるエンジニア=サービスリードエンジニア、として強くなりたいですね。どのような状況のタイトルでも、この人がいれば何とかなると言ってもらえるエンジニアになりたいです。あの人に頼めば何とかしてくれるって思われるって、エンジニアとしてはとてもテンションが上がるんですよね」

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Q&Aでは、事前にいただいた質問の中からご登壇者4名にご回答いただき、参加者からはとても参考になるとの声も頂きました。
その後の懇親会では、ご登壇企業からたくさんのエンジニアの方が参加くださり、参加者とも技術の話などで大変盛り上がっていました。
本日話足りなかった!という方、次回以降のご参加もお待ちしております!!


【実施概要】
・実施日時:2018年4月25日(水)19:30~21:30
・実施会場:<TRAVEL HUB MIX>(東京都千代田区大手町2-6-2 日本ビルヂング1階)
・主催:エンジニア転職サイト「GeekOut」、ファンプレックス株式会社、株式会社 DeNA Games Tokyo
・企画運営:パソナキャリアITイベント企画チーム、ゲーム業界担当チーム(伊藤、市川、瀧澤)

【登壇者】
~第一部~
ファンプレックス株式会社 エンジニアマネージャー 宮山 純 様
2015年、グリーに入社し、社内最大規模のソーシャルゲームのリードエンジニアとして従事。その後、2017年1月、ファンプレックスエンジニアグループの部門マネージャー就任。NativeとWeb双方の複数プロダクトのエンジニア領域を横断的に統括し、さらに移管業務の技術サポートやメンバーの育成にも注力するなど、業務領域は多岐に渡る。

株式会社 DeNA Games Tokyo 技術部部長 平岡 洋祐 様
2011年、DeNA入社。アプリゲーム、ブラウザゲームのエンジニアを経て、2014年よりエンジニアとして新規ゲームの開発に携わる。その後、複数のブラウザゲーム開発に携わりながら、グループリーダーを担当。2017年、DeNA Games Tokyo技術部部長に就任。

パソナキャリア ゲーム業界専任アドバイザー 伊藤 希
大学卒業後、2013年に新卒でパソナキャリアに入社。2014年よりゲーム業界特化チームの立ち上げを行い、チームリーダーを担当。ゲーム業界専任アドバイザーとして、約700名の転職希望者との面談実績、約250名の入社決定実績がある。

~第二部~
ファンプレックス株式会社 チーフエンジニア 菅澤 要平 様
SIerにて7年間 BtoB向けビジネスを中心に複数のサービスの開発/運用に従事。2017年、ファンプレックスに入社しブラウザゲームの移管/運営を遂行。現在はチーフエンジニアとして、大規模ゲームの「楽しさ」を安全かつ素早くユーザに届けるため、組織のエンジニアリングをリードする。

株式会社 DeNA Games Tokyo エンジニアマネージャー 小篠 隆児 様
SIerとしてBtoB向けビジネスを中心に複数のサービスの開発/運営に従事。2012年、DeNA入社。さまざまなブラウザゲームのエンジニア経験。2016年、DeNA Games Tokyoに合流。現在はエンジニアマネージャーを担当。

パソナキャリア IT業界専任キャリアアドバイザー 元ITエンジニア 亀田 隆明
某SIer企業に新卒入社。
製造業界、小売業界の大手企業に対して、ITインフラ基盤の提案、要件定義、設計、構築に携わる。SIerで働いていくなかで、IT業界で働く方々の待遇改善の一助となりたいとの想いから人材業界へ転職。現在は大手外資系SWベンダーを中心にIT業界専任の企業担当、そして、キャリアアドバイザーを兼務。


パソナキャリアでは年間4000名以上のエンジニアの転職を支援しています。
なんとなく不安に思っているフェーズのご相談も大歓迎です。
エントリーはこちらよりお待ちしています!

今回突然のトラブル対応で来られなかった方も、次回以降のご参加お待ちしています!!

【本件に関するお問い合わせ】
パソナキャリア Geekout事務局
https://geek-out.jp/
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